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目のなんでも相談室
  目の糖尿病

Q 視力がよいのに、内科の先生に眼底検査をすすめられました。本当必要なのでしょうか?
A 糖尿病の方は、定期的な眼底検査が必要です。

糖尿病性網膜症の怖いところは、相当進行しても視力が悪くならないことです。
見えにくくなって、眼科を始めて受診すると、かなり進行した網膜症の状態になっており、そのときになって治療を始めても、なかなか大変な場合が多いのです。

ですから、ご自分でよく見えていても、定期的な眼底検査が必要です。


Q 血糖コントロールが良くなっているのに、なぜ眼底出血がよくならないのでしょうか?
A 血糖コントロールが良くない期間が長かった患者さんにときどきみられます。

糖尿病は積み重ねなので、現時点での血糖値が良好でも、コントロール不良の期間が長かった場合は、ツケがまわってくるかのように、網膜症だけが進んでしまうことがあります。

しかし、
長期的にみると、血糖値がよい状態が長く続いたほうがよいことわかっています。
長い目で見て、治療をつづけていきましょう。


Q 急にものが2重にみえるようになりました。糖尿病のせいでしょうか?
A その可能性はあります。
「糖尿病性眼筋マヒ」という状態です。
この場合は、数か月様子を見ると治ることも多いです。

また、糖尿病のために、眼鏡の度数が急激に変化して二重に見える場合があります。

ただ、まれに脳の病気のこともありますから、必ず病院を受診してください。