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〒745-0823
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オルソケラトロジーとは (自由診療)

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手術のいらない視力矯正治療

アメリカやヨーロッパ、アジア諸国を中心に、世界各国で安全性・有効性が認められ、治療が行われています

日本国内でも、2009年以降4製品が厚生労働省の承認を受け、徐々に広まってきました。

日中の裸眼生活が可能に

オルソケラトロジーでは「オルソケラトロジーレンズ」という特殊な形状が施された、高酸素透過性の専用ハードコンタクトレンズを夜寝る前につけて、朝起きたらはずします

就寝中にレンズが角膜の形を変化させ、裸眼視力を矯正するのが特徴です。それにより翌朝レンズをはずした後も、角膜の形状が矯正された状態を一定時間維持できるため、裸眼で過ごせるようになります。
装用を中止すると徐々に元に戻ります。

特殊なレンズデザインが角膜の形状を矯正

オルソケラトロジーのレンズは複数のカーブからなる特殊なデザインとなっており、それによって角膜の形状を矯正することができます。

オルソケラトロジーレンズで角膜を平らにすることで光の屈折率を変化させ、ピントを合わせます。

一般的なコンタクトレンズやメガネ、レーシックと何が違うの?

コンタクトレンズやメガネとの違い

通常のコンタクトレンズやメガネは日中、活動している時間帯に装用しなければなりません。それに対し、オルソケラトロジーは、日中活動する時間帯に裸眼で快適に過ごせるよう、夜寝ている間につけて視力を矯正します。

レーシックとの違い

レーシックは一度手術を受けると角膜の形状をもとに戻すことができません。一方、オルソケラトロジーは、万が一治療が合わなかった場合でも、レンズの装用をやめれば角膜の形状はもとに戻るため、別の治療に切り替えることも可能です。

オルソケラトロジーのメリットとデメリット

オルソケラトロジーにもメリットとデメリットがあります。この治療がご自身の目の状態や生活習慣に適しているか検討する上で、ご参考にしてください。

メリット

・手術をせずに就寝時にレンズ装用することで日中裸眼で過ごすことができます。

・スポーツ(特に激しいスポーツ)をする方に向いています。

レンズを装用を中止しますと元の角膜の状態に戻せます。

・費用が医療費控除の適応となる場合があります。

デメリット

・レンズを毎日就寝時に装用する必要があります。
ハードコンタクトレンズの異物感に慣れる必要があります

・毎日のレンズケアが必要です。(不適切なケアを行った場合、角膜感染症などのリスクが生じます)

・治療の効果には個人差があります。1週間のお試し装用で、オルソケラトロジーの効果が出にくいと医師が判断した場合は、治療を中止することがあります。

・日中裸眼で生活するには日数がかかります(約1-2週間)。
未成年者、特に小学生の場合は、親御さんの協力が必要です

・強い近視、強い乱視、遠視の方は向きません。

当院の使用レンズについて

レンズの仕組み
・設計開発から製造販売まで一貫して日本で行われている純国産レンズ日本人に多い角膜形状に合うようデザインされた日本人向けのレンズです。

東レ社製のしなやかで割れにくい、やわらか素材を使用しており、自然な装用感を体感できるレンズになっております。

酸素透過性が高く、睡眠中も角膜へ十分な酸素が供給できます。

個人差はありますが、中程度の近視であれば約1週間ほどで、日中裸眼で過ごせるようになります。

治療の流れ

ご予約:オルソケラトロジーは予約制となっております。当院まで、お電話にてお問い合わせください。

治療説明、適応検査、診察

  今、コンタクトレンズを使用している方は、角膜の形状を元に戻すためにコンタクトレンズの中止が必要となります

ソフトコンタクトレンズ   3日以上
 ハードコンタクトレンズ  2週間以上
 他社オルソケラトロジーレンズ  1か月以上

1週間のお試し装用(預り金必要):装用練習、ケアの説明を行った後に、トライアルレンズを1週間、貸し出して、テスト装用していただきます。

この後、本治療を開始される方はレンズを注文します。

合わない、やめようと思われた方は、装用練習代を差し引いて、預り金をお返しいたします。

効果が出にくいと医師が判断した場合も、治療を中断して、返金いたします。

処方:注文した処方レンズをお受け取りになり、本治療代金をお支払いいただきます。

定期検査:治療開始後、定期検査を行います。角膜の状態を知り、また、合併症の早期発見のためにも非常に重要ですので、必ず受診してください。

治療費用について

 

一括支払いの場合
両眼:165000円  片眼:82500

定額レンタルプランの場合
初期費用15400円(片眼の場合、8800円)が必要
3カ月目から両眼:7700円  片眼:4400

定期検査には別途費用がかかります
              (3300円/回/3か月おき)


・ケア用品は別に費用がかかります(約4,500円/3か月分)

・オルソケラトロジーは保険対象外の自由診療のため、治療費用は全額自己負担となります。

・オルソケラトロジーの治療費は、所得税の医療費控除が受けられます。詳しくは国税庁HPへ。

オルソケラトロジーに関するQ&A

レンズの寿命はどれくらいですか?

レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいで、2〜3年程度です。
定期検診をきちんと受け、医師やスタッフにレンズの状態を確認してもらい適切に使用するようにしましょう。

レンズケアはどのようにするのでしょうか?

構造上、一般的なハードコンタクトレンズより汚れやすいので、しっかり、日常のケアを行います。レンズを外したあとに洗浄してから保存します。ケアを行わないと汚れの蓄積等により合併症を引き起こす可能性がありますので、医師の指導のもと十分なケアを行ってください。
ケア用品は指定のものをお使いください。

オルソケラトロジーによる合併症のリスクはありますか?

使い方を守らなかったり、レンズケアを怠ると、通常のコンタクトレンズと同じく、トラブルが起こる可能性があります。トラブルを未然に防ぐためにも、レンズケアを徹底し、必ず定期検査を受けましょう。目に違和感がある場合は、装用を止めて、医師の指導を受けてください。

装用中に目をこするとどうなりますか?

強く目をこすった場合、まれにレンズがずれることがあります。レンズがずれたまま長時間を経過すると、翌日の見え方に影響する可能性がありますので、目をこすらないように気を付けてください。

遠視や乱視でもオルソケラトロジーはできますか?

オルソケラトロジーは近視矯正治療であり、遠視を矯正することはできません。乱視は近視に置き換えて矯正することができますから、さほど強くない乱視を矯正することは可能です。

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